ある日子供が首が痛いと言い出した!
これって寝ちがえ?おたふく?
はたまたリンパ?
もしくは・・・?
子供の首が腫れてて痛みがある時の病気の可能性は?
子供の首が腫れてて痛みがある場合、これってなんの病気なの??
なんて不安になりますよね。
私もそうでした。
私のこどもの場合、ただの寝違えから一転思いもよらない結果でした・・
(続きは後記で・・(´-∀-`;))
まず子供が前日まで風邪の兆候などなく朝起きていきなり首が痛い!
と言い出した場合、
寝違えの可能性は大です。
ただ、その後熱や他の喉や耳が痛いと言い出したらまた変わってきます。
まず以下の症状が出ている時は注意が必要です
・手や腕がしびれる
・1週間以上も痛みが続く
・手に力が入らない、腕が上がらない
・首を動かすと腕や手に痛みがはしる
こういった症状がある場合は
椎間板ヘルニアなど、頚椎の疾患の可能性があります。
上記に当てはまる場合は整形外科を受診しましょう。
上記には当てはまらず、
お子さんの耳をぐっと押して痛がる場合、
おたふく風邪の可能性もあります。
おたふく風邪は腫れが出る子もいればあまり出ない子もいて、
熱も出たり出なかったりもします。
しかし、耳を押して痛がる場合は耳下腺が腫れている事が考えられますので
小児科を受診するようにしましょう。
首が腫れていて、しこりのようなものがある。
風邪などのウイルスがリンパに入って腫れている可能性が有りますので
小児科へかかりましょう。
抗生物質のはいったお薬など処方されます。
熱が高く続く場合などはまた、何かの病気からリンパが腫れている可能性も有りますので
まずは小児科へ掛かる事をおすすめします。
首が痛いと言い出してから、次に喉や耳の奥が痛いと言い出し、
喉が痛くて食べ物が食べれなく、飲み物も微妙。
首のリンパが腫れているような感じで
段々と首が痛くて動かせない!
と、お子さんが苦しんでいる場合、咽後膿瘍の可能性もあります。
私の子供はまさにこれでした・・(-_-;)
咽後膿瘍で小児の場合
咽後膿瘍は、喉の奥、扁桃腺の更に奥の頸椎前面との間の
咽頭後間隙にあるリンパ節に膿がたまる病気です。
リンパ節は4~5歳には弱体化するため、咽後膿瘍は小児に多くみられます。
小児では初期症状として発熱や食欲不振などがあり、
原因としては、扁桃や喉、アデノイド、鼻や副鼻腔、中耳などの炎症が喉の奥にまで広がることが原因となります。
炎症が広がることによって、リンパ節に膿瘍ができてしまいます。
感染する菌は、連鎖球菌やブドウ球菌類などの好気性菌、
嫌気性菌など一般的なタイプです。
咽後膿瘍が疑われる場合には、
首のエックス線検査やCT、MRIなどの画像診断をすることで要因に診断が確定されます。
うちの場合もまさにMRIで発覚しました。
大晦日に首が痛いといいだし、様子を見ていたら
初めは何やら風邪のような症状に・・。
年始なのでかかりつけは開いておらず、
痛い痛いというので家にあったカロナールを飲ませてみたものマシにならず・・。
もしかしておたふくかも?と疑ってましたが、
あまりにも痛がっているので夜間救急へ。
そこでも初めはおたふく?ってなっていましたが、
耳は痛くない。
そして片方だけだったので、喉も赤かったので、リンパの腫れで、
喉のウイルスが首のリンパに感染ったんでしょうといわれ、
抗生物質とカロナールを処方されました。
しかし!
薬を飲んでも全然良くならない。
ようやく三が日が開け近くのちょっと大きめな小児科が開いたので
そこに再び受診。
その日は、初出勤日で、子供も熱は微熱だったので、
祖母に診てもらいつつ、仕事が終わってから夕方その小児科を受診しました。
すると、
次は、首は寝違え!Σ(゚Д゚)といわれ、
その時子供は吐き気もあったので、胃腸炎の疑いがかけられました。
でも一応血液検査と(今まで喉が痛くて飲まず食わずだったので)点滴を受けると、
なんと血液検査で炎症を示す数値が異常に高いことが判明。
夜も遅かったので次の日の朝、またその小児科に行くことになりました。
今度はまた昨日と違う先生だったのですが、
その先生が言うには、
症状がちぐはぐ過ぎて、これといった病気に当てはめられないとのこと。
(高熱が続くならこれといった病気があるけど、熱は出ていなかったため)
というわけで、大きな病院を紹介になったんですが、
なんと年始で患者がいっぱいのため受け入れ困難にΣ(゚Д゚)
そこの病院以外に紹介するなら、
MRIとかならうちでもできるから、とりあえず検査しようかということに・・
もう、年始からてんやわんやしてました(-_-;)
本当、原因がわからないって一番怖いですよね・・。
で、結局MRIを撮ってもらえて、咽後膿瘍という病気が判明。
原因がわかったけど、結局その小児科では対応は無理なので
大学病院を紹介されたのですが、
本当この時の先生には感謝でした。・゚・(ノД`)・゚・。
多分、いつもの個人病院に行っていたら、こうサクサクと血液検査やMRIなどといった
ことにはならなかったように思います。
多分、病名が判明するまではもう少しかかっているはず。
あ、でも咽後膿瘍の専門は耳鼻科みたいなので、
初めから耳鼻科にかかっていたら結果はわからなかったですが。
なので、
もし、お子さんが首が痛いと言い出してから、喉や耳の奥もいたい!
となってきた場合、耳鼻科を受診することをお勧めします。
咽後膿瘍の治療
咽後膿瘍は膿瘍がまだ小さい初期の段階であれば、
抗生物質を投与することで治癒することがあります。
しかし症状が進行している場合には、
膿瘍を切開して排膿を行う必要があり
膿瘍が大きくなっている場合や胸まで広がっている場合には、
全身麻酔をして手術を行います。
咽後膿瘍は下に広がっていくと大変怖い病気のようです。
膿瘍の切開と言っても、ぱかっと切るわけじゃなく、
注射器をぷすっとさして膿瘍を吸い取ると言われました。
(これが一番傷が小さくてすむらしいです)
ですが、小児の場合はそんな処置をおとなしく受けれるはずもないので
結局全身麻酔になります。
全身麻酔は全身麻酔でリスクもありますので、なるべくなら避けたい所ですよね。
膿瘍が小さければ、時間はかかりますが身体が吸収してくれるまで
投薬治療でも何とかなるらしいです。
ですので、
咽後膿瘍の疑いがあるようなときは、早く耳鼻科を受診するようにしましょう。
まとめ
首が腫れてて痛い場合、熱やその他の症状があると
また診断が色々と変わります。
ただの寝違えの場合は2~3日すると少しはましになったりします。
症状が良くならず悪化する場合は
病院へ掛かるようにしてくださいね。
パパ、ママお忙しいでしょうがファイトですっ