ある日子どもが首が痛いと言い出した!
これっておたふく風邪?
おたふく風邪と似たような症状や
子供のおたふく風邪の初期症状はどんなの?
あまり腫れない場合はどうなの?
また、新しく変わった出席停止期間について
まとめてみました。
おたふく風邪の症状で子供の初期症状は?
おたふく風邪は正式には流行性耳下腺炎というように
一番わかり易い症状は
耳下腺の炎症に腫れです。
ですが、腫れて来る前に
筋肉痛、寒気、頭痛、首の痛み、気分不快など
風邪の症状に似た症状から始まります。
発熱は発熱しない場合も有りますが、
発熱した場合は38度を超える高熱になる場合もあります。
おたふく風邪によく似た症状で
急性化膿性耳下腺炎や
反復性耳下腺炎
といったものが有ります。
[su_box title=’急性化膿性耳下腺炎の場合’ style=’glass’ box_color=’#66cf95′]
見分け方は耳下腺(耳の周りらへん)が赤く腫れ上がっていると
急性化膿性耳下腺炎の可能性が高いです。
おたふく風邪や反復性耳下腺炎は痛みや腫れはあっても
赤く腫れることがないからです。
また急性化膿性耳下腺炎は多くは片側だけ起こることが多い病気です。
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[su_box title=’反復性耳下腺炎の場合’ style=’glass’ box_color=’#66cf95′]
反復性耳下腺炎は、耳下腺のはれが急に起こってきますが、
翌日からは徐々にはれが小さくなっていく傾向があります。
逆におたふく風邪は耳下腺の腫れは徐々に強くなっていき
耳下腺だけではなく顎の下も腫れてきますので、
腫れが小さくならずに大きくなっていく場合はおたふく風邪といえます。
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[su_box title=’リンパ節が腫れている場合’ style=’glass’ box_color=’#66cf95′]
おたふく風邪の初期症状に首が痛いと子供が訴える場合もあります。
その時は耳をぐっと押してみてください。
おたふく風邪は耳下腺が腫れますので、
耳を押しても痛がらない場合は首のリンパ節が腫れている可能性が高いです。
喉を痛がっていれば、喉に入った風邪ウィルスが首のリンパ節に
入り腫れていると思われます。
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※他の病気の可能性もありますので
いずれにせよ病院を受診することをおすすめします。
病院を受診すると抗生物質が処方され痛み止めも出してくれます。
おたふく風邪であまり腫れない場合もある?
おたふく風邪には個人差が有りますので
余り耳下腺が腫れない場合もあります。
また、片方だけ腫れる子もいれば両方腫れる子もいたり
時間差で腫れたり。
はたまたしこりはあるけれども、耳下腺の腫れは目立たない等・・。
また、発熱も37度~38度前後出る子もいれば
発熱しない場合もあります。
しかし、39度超える発熱の場合で頭を痛がったり
嘔吐や吐き気があれば無菌性髄膜炎の合併症が疑われます。
無菌性髄膜炎はおたふく風邪にかかった人の
約10%ほどに見られる合併症で、
ウイルス性なので細菌性に比べると後遺症はほとんど無く
予後は良好であると言われていますが、
極稀にムンプス性難聴などの後遺症が
残る場合もあると言われています。
おたふく風邪といえば、
昔は罹って免疫をつけるというイメージが
強かったかもしれませんが、
今は予防接種を受けるのが主流になりつつあります。
おたふく風邪の出席停止期間は?
今まではおたふく風邪は「耳下腺の腫れが引くまで」が
出席停止期間でしたが、おたふく風邪には個人差が有り
中には10日経っても腫れが引かず、2週間も腫れが続く子もいます。
おたふく風邪は発症後5日を過ぎるとウイルスの
排泄は少なくなることが分かっていましたので
学校保健安全法が改正されました。
ですので現在の出席停止期間は
耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が始まった後五日を経過し、
かつ、全身状態が良好となるまで
となっています。
ですので発症後5日を過ぎて全身状態が良ければ、
耳下腺や顎下腺の腫れが残っていても
登校を許可して良いことになりました。
(※医師の許可はいります)
この改正で仕事の関係で長期休暇を取れない親御さんには
ありがたい改正になりました♪
まとめ
おたふく風邪を見分ける方法は
耳をぐっと押して見ることです。
耳下腺が腫れていると耳を押すと痛がりますので、
押して痛がる場合はおたふく風邪を疑いましょう。